3月のAiAiは、よりいっそう賑やかでした。
特に保育園や小学校が春休みに入ると、毎日たくさんの子どもたちが来館しました。
大きな子どもたちが遊びに来ると、小さな赤ちゃんを持つお母さんは、子どもたちのあまりの元気の良さに戸惑いを感じているかもしれません。
スタッフは、元気で活発に動く子ども達に対して、子どもの自然な行動と受け止めながらも、その時その場の状況に応じて必要な言葉がけをし、子どもたちが自分で考えて行動できるように伝えていきたいと思っています。
たとえば「小さな赤ちゃんがハイハイしているから、走る場所を考えてね」とか「赤ちゃんがねんねしているから、ちょっと小さい声でおしゃべりしてね」とか。
それが、AiAi(子育て広場)にいる大人の役割だと考えていて、それができていると、小さな赤ちゃんから小学生まで、いろんな年の子どもが一緒に過ごすことができるのだと思います。
いま遊びに来る大きな子どもたちは、みんな小さな頃からAiAiを利用してきた子です。
遊びをたくさん知っていて小さな子どもが思いつかない遊び方を色々と見せてくれ、小さな子どもにとってとても刺激になります。
体をたくさん使って遊んだり、本を読んでもらったり、パズルを教えてもらったり、とちょっと大きいお兄ちゃん、お姉ちゃんととても自然に遊びます。
大きい子が小さい子どもたちと同じ空間で遊ぶにはどんな配慮が必要かを大人が伝えながら、異年齢の子同士の関わりを保障してあげられる… 3月はそういう点では子どもたちのエネルギーの花が満開!スタッフは奮闘!!の月なのです。





さて、この日は、AiAi文庫で三人だけの時間を持つ親子、お母さんのひざの中で安心して二人の時間を楽しむ子、一人遊びがしたくて床に電車のレールを広げる子、などたくさんの親と子がそれぞれの過ごし方をしていました。





少し前まで、所狭しと駆け回っていた3歳の子どもたちが、それぞれに保育園や幼稚園に入園し新しい環境に入って行きました。
寂しくなりますが、どの子もその子らしく過ごし健やかに育つことを心から願っています。